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読書感想文講座



今年は


「赤毛のアン」


「アルケミスト」


「人間失格」


の3つを扱いました。


赤毛のアン

小学校低学年の女の子達だったので、そこまでの深掘りはできませんでしたが、ストーリーを1つずつ追いかけていきました。


最後の結末、


「アンとギルバートのこの後はどうなる?」


ではちゃんとその後の展開を予想することができていました👏


アルケミスト

中1・中2、共に「結局どんな話しだったの?」がうまく読み取れていませんでしたが、ストーリーの解説と、


・「大いなる魂」ってなんだ?

・この作品が伝えてくれることはなんだ?


という視点で講義を行い、とても楽しそうに聞いてくれていました。


「あーそういうことか」と腑に落ちた様子も見えて良かったです。


特に嬉しかったのは中2生の2人の感想文。


この1冊に出会ったことで、彼らの中に新たな視点や大事なものを落とし込めたようです。


たかが1冊、されど1冊。


1冊の本との出会いがどれだけ勇気をくれるか


もやもやしていたものが言語化されてクリアになるか


改めて感じさせてくれました。


2人とも身の丈に合っている、自分らしいとても良い感想文でした。


人間失格

https://youtu.be/g586BjMRfxg


人間失格には2人が飛び入り参加してくれました。


ストーリーの解説に膨大な時間がかかりましたが、この陰鬱な作品のストーリーは抑えられたと思います。


でも、細かい部分、作品の解釈は敢えて多くはしませんでした。


「分からない」


この感覚を大事にしてほしいのです。


分かることが良いのではなく、


分からないものを考え続ける姿勢が大事なのです。


簡単に丸がつく、点数がつくのがテストです。


でも、文学や歴史、芸術や哲学などには分からないことがたくさんあります。

余白がたくさんあります。


僕は大学時代に


この分からない当たり前を、ちゃんと実感として当たり前だと落とし込めました。


だからこそ想像し、創造していけるのだと思います。(大したことはないですが…)


そして、これらの全てが言語を通して思考し、伝えていけるのです。


僕の今があるのは、文学部での学びと、集積された本の言葉と知識、物語です。


(先日、家の本棚を数えたところ、520冊程でした。)


もっとみんなに本を読んでほしいので、またどこかのタイミングでやりたいと思います。

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