教室づくりの後、「学生は勉強が仕事」を切り口に、「お金と時間」について講義をしました。
僕が塾を開業した理由の一つは、「学校では学べない教育を実践するため」です。
僕自身、学歴が全てではないと考えてはいますが、「じゃあどうして、大人はみんな勉強しなさい」と言うのか、大人は子供たちにその理由を説明する責任があると考えています。
今回、工事の後に子供たち1人1人に500円の給料を渡しました。それを元に、
・働くってどんなことだろう?
・お金って何だろう?
・学歴でどれくらい給料が変わるのだろう?
いくつかのトピックを話したのちに、最終的には「時間の価値」について話しました。
僕はよく、子供たちに「かっこいい男になれるか?」「立派な人間になれるか?」と聞きます。
勉強はスポーツや芸術と違ってリターンが大きく、しかも、全ての人が同じスタートラインに立てるものです。
だからこそ、学歴には価値があります。
将来、遠くまでの景色をながめて、そこから自分の好きなところに飛んで行くことができるのは、高い山を登った人たちです。
ダラダラとスマホを見ている1時間と、机に向かってペンを走らせている1時間。
ゲームのキャラクターのレベルを上げる1時間と、自分自身のレベルを上げる1時間。
どちらが時間を有意義に使うことができるのか、少しずつ意識改革をしていってほしいと思います。
時間だけは全ての人が平等に24時間です。
子供たちが少しずつ、「いま自分が過ごしている時間は意味のあるものなのか」と、自問するようになってほしいと思います。
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