こんにちは、栗原です😄
昨日の中学1年生の授業は、梶井基次郎の『檸檬』を読みました🍋
近代文学の名作の一つなので、みなさんもどこかで名前を聞いたことがあるかもしれません。
梶井基次郎の『檸檬』がテストや試験に出ることはまずないでしょうし、そもそも教材として適切なのかと言う意見も聞こえてきそうですが、今後も時間がある時はできるだけ名作に触れてもらおうと考えております。
なぜなら、
名作には名作たりえる理由がある
からです。
今読んでも色褪せない名作は時間というふるいにかけられても尚、読む価値のあるものです。例えば、現在書店に並んでいる本で、100年後にも読まれている本はいくつあるでしょうか。
もちろん、小説が全盛期だった頃とは時代が変わっているのは否めませんが、なるべくなら完成度の高い小説を読んで、出来の良い文章に触れて欲しいのです。
国語の授業と言えば、教科書や問題集に載っている作品を読んで、問題に答えるというのが一般的だと思います。
しかし、国語科の持っている特性を活かすにはそれ以上の切り口が必要だと思うのです。
説明的文章であれば、
「筆者の述べ方は果たして妥当であるのか」
「どのような構成で論を展開しているのか」
文学的文章であれば、
「起承転結やクライマックスの理解」
「一つ一つの言葉や表現への着目」
などの全体を俯瞰する視点や細部を読み込む視点。
言い換えるなら、カメラのようにアップにしたりルーズにしたりすることが大切です!
季節講習や定期テスト後など、時間の取れる間は名作を一緒に読んでみましょう!
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