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【皆様にお詫び申し上げます】

こんにちは、栗原です。このたび、中学生向けの無料の定期テスト対策勉強会を開くことにしました。


今日はそのお知らせと、そして、これまで通ってくださった皆さま・現在通塾してくださっている皆さまへ、ひとこと謝罪をお伝えしたいと思います。


個人的な話です

塾を運営している理由の一つに、「教育格差を減らすこと」「地元の学力を上げること」という想いがあります。塾という形でサービスを提供し、お金をいただきながら、その利益を使って、地元の子どもたちによりよい環境を還元したい。そう模索しながら、気づけば塾を始めてもう4年。思いがあっても、なかなか動き出せないまま時間が過ぎてしまいました。


「ああ、今年も塾に通えない受験生がいるんだろうな」「本当はもっとできるのに、くすぶってる子がいるかもしれない」そんな思いが、年々募っていました。


僕の原点は、開塾前にボランティアで教えていた、5人の“推しえ子”たちです。


「明日はもっと早くからやりたい」「まだ帰りたくないから、時間伸ばしてください」「勉強って、楽しいですね」学んで、遊んで、ご飯を食べて、笑って。あの子たちと過ごした時間は、僕の中でずっと宝物のように残っています。


そしてこうも思いました。勉強のきっかけさえあれば、変われる子がいる。テストで点が取れることで、自信を持てる子がいる。その入り口を届けたい――と。


ただ現実には、金銭的な理由で塾に通えなかったり、進学に不安を抱えたりする子もいます。これまでの4年間、何度かそういった相談も受けてきました。塾外生の子に自習室を貸したり、イベントの費用を僕が持ったり。自己判断でやってきた部分も多く、本当に申し訳なく思っています。


もちろん、僕は塾を経営しています。プロとして、指導に対してお金をいただいています。「無料で授業をする」ということが、今まで通ってくださった皆さまや、現在の塾生・保護者の方に対して不誠実に映ることは、十分に理解しています。


「そんなことをするなら、自分の子どものことを見てくださいよ」そんな声が聞こえてきそうで、ずっと迷い、立ち止まり続けていました。


それでも、やっぱりやりたいと思いました。塾に通えない子にも、成績でつまずいている子にも、もっと学びたい子にも――意欲のある子たちに「学びのきっかけ」を、届けたい。


僕の教育方針の柱のひとつに、「機会の提供」があります。たとえその結果、何も変わらなかったとしても、「やってみたら、ちょっとできた」「勉強って思ったより楽しいかも」そう感じてもらえたら、それだけで価値があると思います。

 

正直、お金は大事です(笑)

正直に言います。できることなら、喉から手が出るほど、お金はいただきたいです(笑)でも、それを追いかけすぎて、自分の旗を下ろすのは、もっと嫌です。


経営者としての僕と、教育者としての僕。いつも迷ってばかりです。その2つの軸の間で揺れながらも、やっぱり僕は教育者である自分が好きです。


「それならNPOとかでやればいいのに」と言われるかもしれません。でも、僕は株式会社としてこれをやることに意味があると思っています。「利益を追わず、良いものを追いかける会社」――意味が分からないと言われても、僕はこの道を選びます。(ただの天邪鬼ですね(笑))


こうして踏み出せるのは、いままで僕を信じて、通ってくださった皆さんがいてくれたからです。本当に、心から感謝しています。そして、このような決断をとったこと、どうかお許しください。


もちろん、Schoomoの授業やサービスに影響はありません。この勉強会は自由参加ですので、在塾生の中学生も、希望者はぜひ来てください。

 

この勉強会を通じて、奇跡的な大逆転が起きるとは思っていません。でも、「勉強って、思ってたより面白いかも」「やってみたら、ちょっとできた」そんな感覚が生まれたなら、それは“小さな灯”です。そしてその灯は、未来を照らす力になる――そう信じています。


最後にみなさまへのお願い

今回の企画は完全無料です。参加者から料金は一切いただきません。「全員が参加できる」ことをポリシーにしています。とはいえ、教材費、コピー代、施設費、人件費など、実際には様々なコストが発生しています。


これは僕が好きでやっていることなので問題ないのですが、このプロジェクトを「続けられるもの」「広がっていけるもの」にしたいと考えています。


今回はほんの数名(現時点で塾外生10名)が参加予定ですが、ゆくゆくは地域の企業様にスポンサーになっていただいたり、行政からの協力を得ることができたら、この地域にもっと良い学びの環境をつくれるはずです。


そこで、皆さまにお願いがあります。


このプロジェクトを、ぜひお知り合いやママ友さんに広めていただけないでしょうか?


皆さんのお力が、このプロジェクトの「次」や「来年」につながっていくと信じています。

どうか、応援よろしくお願いいたします。

そして、意欲のある子どもたちと一緒に学べることを、心から楽しみにしています。


Schoomo 栗原 稜

 
 
 

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